愛知県立半田高等学校柊会の公式ホームページへようこそ

知多地区合同エンパワーメントプログラム

知多地区合同エンパワーメントプログラム

実施日程:2021年3月22日(月)~3月26日(金)5日間 各日:午前9時~午後3時
実施場所:日本福祉大学 太田川キャンパス
企画実施:(株)アイエスエイ
招聘学生:国内の大学院に在学する院生(京都大学、名古屋大学、立命館大学等)
     ※例年は米国、英国、豪州より招聘しているが、今回はコロナ禍のため国内大学からのみ
講師:小倉美津夫 招聘教授 (日本福祉大学 全学教育センター・国際福祉開発学部)
参加高校:半田高等学校、横須賀高等学校、半田東高等学校、日本福祉大学付属高等学校
本校生徒参加者:15名
※参加費用の一部を、柊会「人材育成基金」から国際交流事業の支援として行いました。

 急速的な世界の変容と、多様性の深まる現代、日本の教育は「教え授ける教育」から「個を育み、才能を引き出す教育」への根幹的なシフトが求められています。
「生徒自身の知恵・個性・強みを伸ばし、主体性を重視する新しい学習コーチング」をコンセプトに構築されたエンパワーメントプログラムは、グローバル教育で50年の実績を持つアイエスエイ企画・監修による完全オリジナルの学習プログラムです。

 エンパワーメントプログラムで学習コーチを担当する学生は、高校時代にリベラルアーツ教育を経験した、世界の一流大学で学ぶ現役のエリート大学生・大学院生です。例年、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、カリフォルニア大学など、欧米をはじめとする一流大学の現役大学生を招聘しますが、今年度はコロナ禍であるため、国内大学の大学院生の生徒が招聘されました。彼らとともに多彩なグループ・プロジェクトやディスカッションなどを通じて、新しい価値観・異文化への理解力を深め、グローバル感覚を培い、英語力の必要性に気付かせる内容として、全国のSGH、SSH校では毎年行っているプログラムの一つです。生徒の潜在的な能力を引き出すことを目的としたこのプログラムでは、自ら課題・問題を発見し、解決する力とリーダーシップを身につけることを目指します。


生徒スピーチ Hさん


<概要>   
 この5日間で学んだことはたくさんありますが、整理して3つお話します。
 1つ目はリーダーシップについてです。どういう方向性に舵をとるか、そしてそれをどうやって行動にうつすかを設定するなど具体的に考えていきました。グループリーダーの留学生が「誰でもリーダーになる素質があり、みんなそれぞれの分野でリーダーになれるのだ」と勇気づけてくれ、自分にもできることがあるということに気づきました。 2つ目は私の中の変化です。初日から徐々に積極的に話をするようになっていき、日々小さな目標をたててそれを達成していくことで、だんだん目的を遂行することの面白さがわかってきました。最終日には、自分を表現することに抵抗がなくなり、5日目の自分は、ずいぶん違うなと実感しました。 3つめは夢をもつことです。この機会を通じて、私は自分の夢は叶えるためにあるのだと思えるようになりました。そして私のリーダーシップをどう生かすかを、来期の生徒会長に立候補することにしました。ひいらぎ祭を成功させたい、という目的を設定し、それを達成するために、一歩一歩計画をたてることができました。

(後日談)
令和3年度前期生徒会長選挙では、立候補者が3人たちました。その中の2人は、このエンパワーメントプログラムの参加者で、その一人がこのHさんです。そして、一回目の投票で接戦の2名から決戦投票が行われ、過半数を得て見事彼女が前期生徒会長に選出されました。現在、生徒会活動だけでなく、海外交流プログラムにも積極的に参加しています。


生徒スピーチ Yさん

<概要>
  私がこのプログラムを通して得られたものは新たな価値観です。
このプログラムではポジティブシンキング、リーダーシップ、自分自身のアイデンティティなどについてどのように考えるかという問いがありますが、一人ひとりちがっています。英語で必死に説明しているうちに自分の中にある今まで知らなかった自分自身の考えを見つけることができました。それら一つ一つに留学生はコメントをしてくれ、意見を交換しているうちに考えが深まっていきました。普段ここまで自分自身について考える機会がないので新鮮でした。また、「あなたにはあなたのいいところがあるよ!」と留学生がコメントしてくれ「私の良さ」について悩んでいた私にはとても救いになりました。 このプログラムで改めて海外の方と英語で話す楽しさに気付きました。世界には日本人と違った価値観を持っている人がいっぱいいるんだなぁととてもワクワクしました。それに加えて完璧ではない不完全な自分の英語も一生懸命理解しようとしながら沢山話しかけてくれる留学生の優しさに触れてとても心が温まりました。
自分の限界ギリギリに挑戦できたとても印象的な5日間でした。


生徒スピーチ Mさん

<概要>
  このエンパワーメントプログラムを通じて得たこととして一番みなさんにお伝えしたいことは、自分のアイデンティティを見つけられたことです。自分はこれまで部活や日々の生活の中で何をすべきか、どう進むべきか悩んでいました。プログラムの一つに「アイデンティティを考える」という単元があったのですが、グループで話しているうちに、本当に身近にありすぎて気づいていなかったこと、それは自分の研究していること、それこそが自分のアイデンティティだと気づくことができたのです。そのことで、将来の目標も明確になり、そのためにこれからどうしていくかもはっきりしてきました。
 この5日間を通じて一番感じたのは「人間として、短期間に大きく変わることができたこと」です。アイデンティティ、リーダーシップとは、ポジティブシンキングとは、学ぶのは何のためか、など各テーマについて、グループ内で考え、留学生のリーダーのサポートを受けながら、英語で自由に発言することができます。自分一人では考えつかなかったことも、いろいろな人の意見を聞きながら刺激をうけ、もっと話したいと思うようになってきます。人とのかかわりの中で、自分自身についてじっくり考える機会をもらい、そこから外の世界に目を向けていくことに繋がる、大変得難い機会をもらえたと、感謝しています。


令和2年度 エンパワーメントプログラムを通じて学んだこと、自分の変化
  〜参加者の声〜

このリンクから全参加者15名の声を読むことができます。


エンパワーメントプログラム報告書・柊会へのお礼の言葉

Empowerment Program 報告書  
1 年 Y.W.

1. 半田高校同窓会(柊会)へのお礼の言葉 
 この度は,私たち半田高等学校の在校生のために、たいへん厚い支援をいただき誠にありがとうございます。おかげさまで充実した 5 日間を送ることができました。私たちにとって今回の Empowerment Program はかけがえのない財産となりました。今回の Empowerment Program で得たことを今後の学校生活に限らず,今後の人生に存分に生かしていきたいと思います。このプログラムに参加したひとりひとり全員が、半田高校の柊会の皆様にこころからの感謝を、ここで学んだことを今後に生かしていくことでお返ししていきます。 

2. プログラムを体験して自分が得たものや,気づいたこと,自分の中の変化等
 この 5 日間で,私はたくさんの経験をすることができました。この 5 日間で自分が得たこと,気づいたこと,そして自分の中での変化について書きたいと思います。まず自分が得たことは,英語力です。具体的には,4 技能の Reading,Listening,Writing,Speaking です。日々行われたディスカッションやその他の活動の中で,ネイティブの方々の支えがあってとても良い時間を過ごすことができました。やはりネイティブの方々と話す機会はとて も貴重なのでとても良い経験をすることができたと思っています。その集大成が,最終日のプレゼンテーションです。私は,この Empowerment Program に参加する前は,なかなか自分の思いを表すことができず,とても悔しい思いをしていました。しかし,最後のプレゼンテーションでは,多少自分の語彙力や文法力で苦労することはありましたが,5 日間前とは遥かに変わった自分をとても嬉しく思いました。次に自分の気づいたことを書きま す。このプログラムに参加して改めて気づいたことは,自分の英語力の低さです。これまで授業の中でも痛感することがありました。しかし,実際にネイティブの方々と実際に話してみて,自分の考えが伝わらなかったり,自分の考えを完璧に伝えられなかったりしたとき,とても悔しいと思ったのと同時に,いつか絶対ネイティブの方々と普通にしゃべれるようになりたい,と強く強く思いました。最後に自分の中での変化についてですが、自分は,この Empowerment Program に参加する前は,正直テストのため,そして受験のために英語 を勉強する。この程度にしか考えていませんでした。しかし,この Empowerment Program に参加するとこのような考え方はいかに寂しいものかが分かりました。英語は,より多くの人々のことを知ることができるツールであり,自分の世界を広げてくれるアシスタントともなることが分かりました。以上のことから,今まで以上に英語を頑張って勉強し自分のものにしていきたいとおこでも、強く強く思いました。また,この 5 日間に参加し,この短い期間で 4 技 能を確実に,また着実に自分の成長を感じることができました。 

3. プログラムに関して気づいたこと
 このプログラムに参加して良いと思った点は,このプログラムに参加した全員が成長できるプログラムになっていることです。私は,英語が苦手です。初日は英語を言葉に出すので精一杯でした。しかし,グループリーダーの方々は,誰一人として見捨てることなく,1人 1人から言葉を引き出そうとして下さいました。そのおかげで,最終日の「コロナとの共生」という自分にとって少し難しいディスカッションでも,意欲的に参加することができました。ぜひ今後もこの点を続けていって欲しいです。 

4. 次年度参加者へのメッセージ 
 私は英語が特に苦手です。具体的には,語彙力や文法力があまりありません。しかし,そんな私でも充実した時間を過ごすことができました。英語ができないから,英語が苦手だから,と Empowerment Program への参加を躊躇している方。そのような理由で諦めないで下さい。とても大きなチャンスを逃します。英語が得意な方や,英語が好きな方はもちろんのこと,英語力を上げたい,英語を好きになりたい,英語に少しでも興味があるという方もぜひ参加してみて下さい。とても貴重な体験ができ,そして自分の財産となり,これからの世界観を変えてくれます。


昨日 :
今日 :
累計 :
ページのトップへ