平成29年2月28日、体育館において、第27回論文顕彰事業入賞者の表彰式が執り行われました。
在校生論文顕彰事業は、平成2年度から始まり平成28年度で第27回を迎えました。本事業は柊会の事業として、学校、PTA、卒業30周年同窓生の協力の下、在校生による優れた論文を顕彰するものです。
本年度は「私のマニュフェスト 〜変えていくこと・変えないもの〜 」というテーマに、189編という多くの論文が提出されました。自分たちが生きる世の中をどのような社会にしたいか、そのために守りたいことや改革すべきことを、どのように宣言し実行していくかを考察した論文が数多く寄せられましたと伺い、大変嬉しく思います。
今回の顕彰事業を担当された半田高校第38回生を始め、ご協力いただいた多くの方々に心より感謝申し上げます。
(柊会会長)
1平成28年度のテーマ
「私のマニュフェスト 〜変えていくこと・変えないもの〜 」
2応募総数 189編
2入賞作品
最優秀賞 「あたりまえの裏を見る」
優秀賞 「大切なこととは」
〃 「自分を模索する時間」
〃 「私の役割」
佳作 「グローバル社会を生き抜く為に」
〃 「日本のため」
〃 「託され繋いでいくために」
〃 「ようやく気づいた」
〃 「戦争の根絶」
特別賞 「変人に成れ」
追記
論文顕彰事業は、委員長のWM君を中心に、7名の論文顕彰委員のメンバーがテーマ選定から審査まで仕切ってくれました。平成27年秋から何度も話し合い、テーマを「私のマニュフェスト 〜変えていくこと・変えないもの〜 」と決定しました。自分の想いに正面から向き合い、決意として具体的に声明文・宣言書にまとめることで、将来のなりたい自分にコミットしてほしい、という願いでこのテーマを決定しました。そして、委員長が自ら全校生徒の前に立ち、若々しい自由な発想で綴ってもらえるよう呼びかけました。
論文募集において、テーマと共に重要な『募集ポスター』について紹介いたします。38回生のAAさんが切り絵作家としてご活躍であることを知り、お願いしてテーマにふさわしい素晴らしい切り絵作品を制作してもらいました。さらに、印刷会社でデザインに従事しているKE君がポスターデザインを引き受けてくれ、見事なポスターが完成しました。このポスターは論文募集の告知が目的であると同時に、我々の論文顕彰事業の盛り上がりを後押ししてくれました。
このような論文委員会の努力により、189編という多くの論文が提出されました。予備審査で本審査に進む15編を選出したのですが、我々はこの予備審査で『全ての論文にコメントを添える』ことに挑みました。「読みっぱなしでは失礼だ」「決意を後押ししてあげたい」そんな意見が出てきからです。コメントを添えることに不安の声もありましたが、予備審査の当日、54名もの審査メンバーは真剣に論文に向き合い、全ての論文にコメントを添えることができました。審査メンバーからは「元気をもらった」「考えがしっかりしている」など爽やかな感想が返ってきました。生徒さん達のために、と実施したことですが、逆にこちらが力をいただいた結果です。
この原稿を書いている時点では論文顕彰事業は完了していませんが、論文審査を通じて現役生徒との触れ合いを形にできたことを喜ぶと共に、論文顕彰事業に携わったメンバーの努力に感謝いたします。
柊陵第60号『新しい絆』鈴木聡(第38回生)より
切り絵作家 天木 彩(旧姓 高橋)(第38回生)
デザイン 亀岡永二(第38回生)