平成30年2月28日、体育館において、第28回論文顕彰事業入賞者の表彰式が執り行われました。
在校生論文顕彰事業は、平成2年度から始まり平成29年度で第28回を迎えました。本事業は、柊会の事業として卒業30周年同窓生が主体となり、学校、PTAの協力を得て、在校生による優れた論文を顕彰するものです。
第39回生を代表して山内哲也氏から入賞者に対して賞状及び賞品が授与され、また、第39回生を代表して石川直美氏から講評がありました。
本年度は「未来予想図〜私たちのつくる社会・私たちのつくる世界〜」というテーマに、どんな未来をどんな自分で生きたいのか。そのために何をしなければならないのかを考察した論文が数多く寄せられました。
今回の顕彰事業を担当された第39回生を始め、ご協力いただいた多くの方々に心より感謝申し上げます。
1平成29年度のテーマ
「未来予想図〜私たちのつくる社会・私たちのつくる世界〜」
2応募総数 168編
2入賞作品
最優秀賞 「わたしだけの光よ、あれ」
優秀賞 「過去から学ぶ未来」
〃 「共生社会の実現のために」
〃 「私たちが考える未来」
佳作 「見極める目」
〃 「私が描く未来予想図」
〃 「難民問題からみた日本の国際化」
〃 「便利で明るい未来のために」
〃 「消える職業」
特別賞 「戦争が不利益な世界」
「無題」
「災害から『日常』を取り戻す」
追記
私達が今日生きるこの世界はIT技術をはじめとする様々な技術の急速な発展により変化をし、これからの数年間は自動車の自動運転の実現、センター試験から新しいテストへ、など様々な面で社会、世界が大きく変わる時期のようです。同じ時代を生きる私達39回生は世代の違う皆さんにどんなことについて書いてほしいか考え、話し合い、「未来予想図〜私たちのつくる社会・私たちのつくる世界〜」とテーマを決めました。
予備審査、本審査とたくさんの作品を読ませていただき、私達の想像していたよりも多くのテーマをそれぞれ見つけ、その解決方法も高校生らしく柔軟な頭で大人とは違った点から解決方法を見いだしていくことに感動し、安心しました。
入選した作品はどれも私達大人の興味を惹きつけ、文章としても良く理解してもらえるよう表現されています。これから皆さんのつくる社会・世界が想像できるような気もしました。
5年後、10年度、皆さんが描いた未来予想図を実現していく時に、もしかしたら私達39回生の誰かが一緒につくっていたら、とひそかに期待をしてしまいます。今回は入選作品に選ばれなかった皆さんもこれを機会にまた是非論文を書くことに挑戦してみてほしいと思います。
最後に、論文顕彰に参加していただいた生徒の皆さん、ご協力をいただきました先生方、論文顕彰実行委員会・PTAの皆様、そして39回生の皆様に感謝申しあげます。ありがとうございました。
柊陵第61号 論文顕彰を終えて 石川直美(第39回生)より