これまでの柊陵セミナーに変わり、今回から、SSH事業の一環である知多地区生徒探求発表会の中で、アントレプレナーシップ講演会として行われました。講師などは、これまでと同様、卒業30周年の本校41回生です。
日 時 令和元年9月27日(金)
演 題「世界はきっと変えられる」
講 師 杉江 陸 氏(株式会社Paidy代表取締役社長兼CEO)
須山 恵一氏(三菱重工MRJ事業部兼三菱航空機グループリーダー)
佐山 弘樹氏(New York州立大学Binghamton校システム科学・経営工学科教授兼早稲田大学
商学学術院教授)
司会進行役 岩橋 雅高氏(愛知県教育委員会知多教育事務所指導課指導主事)
講演の概要
佐山氏は、New York州在住であるため、体育館とNew York州をインターネットで中継しながらの参加となり、パネルディスカッション形式の新しい講演の形となりました。
講演では、それぞれの講師が事前に生徒から募った「受験勉強について」・「高校時代の夢」・「大学時代」・「経営コンサルタントになるには」・「海外で学ぶこと働くこと」などの質問に対して、自分の実体験を交えながら熱意を持って回答してくれました。
須山氏
「受験とは、与えられた課題をこなしていくプロジェクトであり、PDCAサイクルを回していくことが重要である。充実した人生を送ること。そのためには、部活動や受験など小さなことでもやり遂げた成功体験を積み重ねていくこと。この経験こそがアントレプレナーシップを発揮することに繋がっていく。」
杉江氏
「自分で好きなことや得意なことを軸にしていく姿勢は大切なこと。これは、自分の得意な分野を見つけて生きていく上でも重要なことである。多様な観点に立ち、様々な方策を考える必要性に迫られる。その時、嫌われる勇気、失敗を恐れない勇気がアントレプレナーシップに繋がる。」
佐山氏
「若い頃に自分の常識が通じない世界で体験を積むことは意義がある。身の回りの世界で行動を起こし、新しい価値を生み出すことがアントレプレナーシップである。」
同じ学び舎で学んだ先輩から後輩へのエールとなり、大変興味深く感じられる生徒も多く、大変盛況であった。昼休みに行われた座談会にも、40名を超える生徒が参加し、関心の高さがうかがえた。
(柊陵第63号SSH活動報告より)