日時 平成27年11月16日(月)
講演 高37回生
演題 「誰もが行ったことのない宇宙へ
~探査機はやぶさの『眼』となって~」
昨年11月に行われた柊陵セミナーでは、S委員長を始めとしたセミナー委員会のメンバーが熟慮の上、何人かの候補の中から選考決定した、N君(産業技術総合研究所人口知能研究センター主任研究員)が、JAXA在籍中にカメラチームの一員として探査機はやぶさ開発に携わった経験を元に「誰もが行ったことのない宇宙へ ~探査機はやぶさの『眼』となって~」と題した講演をしてもらいました。
彼の経験を通じて学んだことを在校生にぜひ伝えたいという思いは非常に強く、セミナーの第1回予行練習では、集まった委員のメンバー誰もが、彼の熱い語りに魅了され、気づけば時間は2時間30分を軽くオーバー!セミナー持ち時間に合わせるべく「どこをどう削ろうか?削るにはもったいない内容ばかりだし」と皆で顔を見合わせつつも、自らの職業について子供の如く瞳の輝きをもって語ってくれる彼の姿を見て、羨ましいなあという思いと、同級生として誇りに思う気持ちでいたのは私だけではないと思います。
セミナー当日は、迅速に会場準備をしてくれた生徒さんのテキパキした動きを見て「こういうところもやはり半田高校生だな」と感心し、また、熱心に講演に聴き入る姿勢もさすがSSH指定校の名に恥じない学校であるなと感じさせていただきました。文系の私の理解力を遙かに超える高度な質疑応答のやりとり、さらに、終了後に校長室に集まった追加質問のある生徒さん、新聞部の諸君の真摯な姿を見て、彼の熱い思いはきっと伝わったのだと感動いたしました。
後日、在学中のお子さんを持つメンバーから聞いた話では「すごく良い話を聴かせてもらった」「講師の先生や、お母さんの高校在学中の話を聞かせてほしい」といった反応があり、新たな親子の会話のきっかけにもなったという嬉しい話があったことも付け加えさせていただきます。
(柊陵 第59号 37回生実行委員会代表 関 剛氏より)