１、知多半島の　　　中学の
教への庭に　　　身を鍛ひ
徳をはげまし　　智を磨く
青春の子等　　　一瞬の
時を惜しみて　　勉めあふ

２、聖者の教へ　　　そは誠
業成る秘訣　　　そははげみ
春秋五年　　　　此の庭に
高き理想を　　　目指しつつ
難きに堪へて　　進み行く

３、一歩を絶えず　　進み行き
千里の遠き　　　経る如く
やがてかち得ん　栄光の
いみじき影に　　あこがれて
常に希望の　　　後を追ふ

４、あゝ東海の　　　誉れある
旭の国の　　　　運命を
やがては負はん　双の肩
半田中学　　　　幾百の
友よつとめよ　　たゆみなく

１、衣が浦による波の
濁らぬ水の真澄をば
朝夕おのが鏡とし
誠の徳をみがかなむ

２、御陵威かしこき白山の
宮居の松の緑をば
明暮おのが操とし
をみなの徳を養はむ

３、我が校風の勤倹と
良妻賢母の教とを
心にとめて国の為
いよよ尽さん諸共に

１、朝明けの　　衣が浦に
眉あげて　　若人われら
新しき　　　潮を待たむ
あゝわれら　半田高校
新しき　　　潮を待たむ

２、柊の　　　　園に集ひて
腕組む　　　若人われら
青春の　　　誇り歌はむ
あゝわれら　半田高校
青春の　　　誇り歌はむ

３、雁宿の　　　丘の夕べに
明日思ふ　　若人われら
光湧く　　　真理を呼ばむ
あゝわれら　半田高校
光湧く　　　真理を呼ばむ

１、朝暉東に輝けば
爛漫として咲き匂ふ
柊陵の桜ばな
あゝそれよりも真心の
華は気高く薫るらん
こゝに我等が希望あり

２、稜々霜気清くして
刺々寒風劇しくも
住吉の森の松青く
霜に屈せぬ後凋の
清き操を守るかな
こゝに我等が啓示あり

３、あゝ星移り年去りて
幾世の春は環るとも
衣が浦の磯波は
不断の楽を奏でつつ
たゆまぬ力讃ふかな
こゝに我等が諫誡あり

４、いざ我友よ諸共に
天も轟け地も鳴れと
誠意　熱心　忍耐の
理想の鼓角鼕々と
力の限りうちならせ
倒れて止まん所まで