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半高第38回生が柊陵会館テラスに陶製ベンチを寄贈

 平成28年11月14日、卒業30周年記念事業として、半田高校第38回生が半田高校にベンチ一式を寄贈し、柊陵会館の東側テラスに設置されました。

 記念品の選定にあたり、記念品贈呈委員会のKY委員長を始め委員メンバーが高校を訪れた際に、柊陵会館東側テラスで地面に座って話をしている女子生徒を幾度となく見かけ、「在校生に語らいの場を創造し提供できないか?」そして、思い出づくり・情報交換・学び場・友情の育み・未来を語る場として、「ここにベンチを贈呈したらどうか」と意見が出ました。協議の末、常滑焼伝統工芸士でもある38回生の土平栄一君に依頼して、地元知多の誇る伝統工芸『常滑焼』を使って、土の質感を活かした陶製ベンチを贈呈する構想がまとまりました。
 そして、コンセプトを『在校生に創造育みの場を送ろう。過去に学び現在に生き未来を語り合う場所を』とし、常滑焼陶製ベンチ『創造の泉』と決定いたしました。
 土平君はその提案を快諾し、制作に着手してくれました。日頃扱わない大型作品ということでしたが、常滑焼の伝統的な「よりこづくり」という技法を駆使し制作にあたってくれました。また、座面には半田高校の「柊」の葉の模様をあしらい、その絵付けには多くの38回生も参加しました。そして、同窓生の想いを載せた見事な9脚の陶製ベンチが完成しました。
 11月14日の柊陵セミナーの日に、柊陵会館東側のテラスにお披露目することができました。その前日、設置の際に、居合わせた生徒さん2名にお願いして座っていただき、笑顔で応えていただいたことが、心に残っています。この笑顔をいただけたのも制作者の土平君と記念品贈呈委員会メンバーの熱意の賜物です。
 今後末永く、このベンチに生徒さんが集い、充実した高校生活の思い出に、このベンチがそっと寄り添えることができれば、こんなに幸せなことはありません。

       柊陵第60号『新しい絆』鈴木聡(第38回生)より

作品名 創造の泉(常滑焼陶製ベンチ)
制作者 常滑焼伝統工芸士
    土平栄一(第38回生)
 

 



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